ショート動画・リール台本の作り方|最初の2秒で決まるフック設計と4段構成
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Instagram リールや YouTube ショートで再生が回るかどうかは、投稿して最初の数時間の視聴完了率とリプレイ率でほぼ決まります。そして完了率を支配しているのが、冒頭2秒のフックと、無駄のない台本構成です。
長尺動画の台本ノウハウをそのまま短尺に持ち込むと失敗します。この記事では、短尺専用の台本設計を型として解説します。
長尺と短尺は「別競技」
長尺(10分前後)の台本は、フックで期待を作り、問題提起で深め、本編でじっくり回収する「持久走」の設計です。一方、短尺は15〜60秒で完結する「短距離走」。次の3点が根本的に違います。
- 判断時間: 長尺は冒頭15秒が勝負だが、短尺は2秒でスワイプされる。前置きは1文字も許されない。
- 構成密度: 長尺は1動画に複数トピックを置けるが、短尺は1動画1メッセージが絶対条件。
- ゴール: 長尺は総視聴時間、短尺は完了率とリプレイ。だから短尺はラストの1文(オチ→冒頭ループ)まで設計する。
スクロールを止める「2秒フック」の型
短尺のフックは、映像・テロップ・音声の第一声が同時に機能する必要があります。台本で書くべきは第一声とテロップの文言です。定番の型は次の5つです。
- 結果先出し型: 「フォロワー1万人までにやったことは3つだけ」——結論の骨子を先に見せ、過程で引っ張る。
- 逆張り型: 「毎日投稿、やめてください」——常識の否定でパターン中断を起こす。
- 名指し型: 「保存だけして作ってない人、聞いてください」——視聴者の状況を言い当てて自分事化する。
- ビフォーアフター型: 「これが3ヶ月前の私の部屋です」——変化の幅で好奇心ギャップを開く。
- カウントダウン型: 「3位から発表します」——リスト形式で完了率を底上げする。
短尺の4段構成(フック → 展開 → オチ → ループ)
CTA は1つに絞るのが鉄則です。「いいねとフォローと保存とコメント」を全部頼む台本は、どれも実行されません。
- フック(0〜2秒): 上記の型で第一声を設計。テロップは13文字以内に収める。
- 展開(〜80%地点): 約束した内容をテンポよく回収。1文は短く、接続詞を削る。「で、」「そこで」の口語接続が短尺では正解。
- オチ(ラスト数秒): メッセージの締め。ここで新しい情報を足さない。
- ループ or CTA: 冒頭に自然につながる一文で締めてリプレイを誘発するか、「保存して後で見返してください」のような具体的な行動を1つだけ指定する。
短尺でも心理テクニックは効く——ただし使い方が違う
長尺台本で使う心理テクニック(8つのテクニックの解説はこちら)は短尺でも有効ですが、使える数が違います。60秒に8つ全部は入りません。短尺ではフックに1つ、展開に1つ、ループに1つの最大3点に絞ります。
相性が良い組み合わせは「好奇心ギャップ(フック)× ツァイガルニク効果(展開中の未回収の問い)× パターン中断(オチ)」。逆に、希少性や権威性を短尺で多用すると広告臭が出て完了率が落ちます。
リール台本も「診断」できる
短尺は1本が短いぶん、台本の1文の重みが長尺の10倍です。どの一文でスワイプされているかを特定できれば、次の投稿で確実に直せます。
Texiter は台本を貼るだけで、効いている一文・弱い一文を心理テクニック別に引用つきで診断するツールです。リール・ショートの台本にも使えます。まずは登録不要の分析サンプルで診断の粒度を見てみてください。生成AIで台本を作っている場合はAI台本の添削方法も参考になります。